2024年3月5日〜3月28日までフランス、フォンテーヌブローに行ってきました。
自分の記録として、また今後フォンテーヌブローに行くことを計画している人の役に立つような内容を記載して行きたいと思います。
第一段階として”準備編”を記載していきます。
1.いつ行くべきか
ここがまず悩みどころだと思います。
先に私の回答としては、ベストシーズンは3月〜5月上旬、9月〜11月上旬と考えます。
フォンテーヌブローはパリから約1時間のところに位置します。そしてパリは北海道の緯度よりも高いところに位置します。しかし「北海道のように雪が積もるか」っというとそうではなく、ほぼ関東の気温と同じと考えていいと思います。実際、私たちが行っていた3月第3週の最高気温は19度まで上がり、4週は天気が崩れ11度まで下がりました。寒気と暖気が交互にくる春らしいといえば春らしい陽気でした。(ちょうど同じ時東京は雪が降っていました)
ただ、このシーズンは雨の確率も高くなります。よく「ツアー中8割雨だった」っとか、「雨との戦い」っとか言うけれど、私たちは幸運にも天気に恵まれた方だと思うけれど、それくらい天気は移り変わります。また、何度もブローに行ったことのある滑り手の友人は、「温暖化の影響か、10年前は2月は寒すぎたが、近年は2月がベスト。自分は3月だとヌメる」っと言っていました。私もY介も乾き手だし、寒すぎると動く気にならないので、私たちは3月で正解だったと思う。寒さ耐性に強い人はもう少し寒い季節でもいいかもしれません。
また、「観光がメイン」っという人は夏の方がいいかもしれません。夏は暑いが晴天率が高く、また日差しは厳しいが日本のようなジメッとした不快感はないです。以前8月から9月中旬までフランスにいたことがあるけれど、その期間雨に降られたのは1日だけで、それも午前中だけでした。ただし、岩の状態は良いとは言えないので、あくまで「晴れていて、ピクニックしたり、岩場でちょっと登ったりで十分!」っという人向けだと思います。
冬は冷え込みが強いので、「高難度を狙いたい!」「数年間宿題にしている課題を登るんだ!」っという人向けだと思います。1月に瑞牆ボルダーに行っている人って感じ。
半袖で快適な陽気☀️ |
2.トポ
現状複数のトポが出ていますが、
初めての人には
がお勧めだと思います。写真付きで分かりやすいです。
次に
がお勧めだと思います。上記Fontainebleau Fun BlocはBas Cuvier などメジャーエリアの掲載ですが、こちらはFontainebleau Fun Blocでは載せきれていないエリアの掲載。補足版というと言い方は良くないかもしれないけれど、イメージはそんな感じです。
上記に加え、
Fontainebleau 5 + 6
Fontainebleau 7 + 8
が支持されていると思うけれど、こちらは写真がほぼ無く、初めてブローに行く人には難しいと思うので、2回目以降の人にお勧めです。
購入場所に関しては、日本でネット購入して気持ちを高めるのも良いし、ブローでマットをレンタルする時に買うこともできます。
現在は紙媒体だけではなく、オンライン上でもトポが充実しています。27cragsや、Bleau.info など。でもこれらは岩の写真はあってもエリア全体での位置が分かりにくいので、現時点では紙のトポを持った上で、必要に応じて使うという感じになると思います。
3.マット
マットのレンタルはKarma、Climb Fontainebleauなど複数店ありますが、私たちはFontainebleau Crashpads で借りました。こちらは強くお勧め!
若い人たちで運営しているお店で、メールのレスポンスも早いし、直接会った時の応対もいい感じ。ちょうど私たちが滞在中に、小さなお店だったのが、ブローのメイン通りの大きなスペースに移転して、勢いを感じた。
移転したばかり。 |
4.移動手段
私たちは
⚫︎3週間という滞在期間だったこと
⚫︎大人数ではなく、2人で行ったこと
⚫︎ブローの街中からブローの森まで自転車でも30分〜1時間以内で行けそうなこと
上記理由からレンタカーではなくマウンテンバイクでの移動手段を選択しました。
マウンテンバイクでの移動手段、結構お勧めです。
確かに遠いエリアに行くのは難しいけれど、isatisやBas Cuvierとかなら3.40分で行けます。マウンテンバイクも事前に日本から予約しておきました。街には他にも自転車屋さんはあるけれど、私たちが借りたのはA LA PETITE REINEというお店。
レンタル初日、店員さんに「マウンテンバイク慣れてる?」っと聞かれて私が「そんなに。。」っと言ったらママチャリに毛が生えたみたいな自転車で、一日それに乗ったけれど調子悪くて、翌日「ブローの森走るからもっと強いやつにして!」っと言ったら快く交換してくれました。結局ラピエールのマウンテンバイクを私もY介も使っていました。恐らく事前予約しなくてもなんとかなると思うけれど、仮に無かったら困るので事前に予約しておく方がいいと思います。また3週間の長期レンタルだったから、サイトの表示価格よりもや安くしてくれました。
自転車ライフ🚲 |
また、上記のマットと関連しますが、マウンテンバイクで移動する場合、レンタルマットの大きさは注意です。街中から森へ入るときはどうしても車が通る道や、街中の細い道を走ります。大きいマット、特に横幅のあるマットはトラックが通ったら風の影響を受けるし、街中では機敏性に欠けると思います。私たちはBEAL Air Lightを借りましたが、問題なく、正解だったなと思っています。もし大きいのがいいんだ!っていう場合にはOCUNのincubator FTS良さそうだなって思いました。日本では私は見たことがないけれど、良さそうですね。次買い換えることがあればあれ欲しい。
エアライト背負う🧗 |
5.宿
一昔前はジト(Gîtes)という簡易宿泊所・民宿(多くは農家が都会からのヴァカンス客に貸す自炊設備などを備えた部屋)を借りてる人が多いと思うけれど、大人数でのツアーでないならば、airbnbがいいと思います。街の中心に泊まれるのでスーパーやパン屋さんに困らないし、週単位で借りる必要もない。
長くなりましたが"準備編"は以上とします。(永遠に書けちゃう、、!) 次は現地までのアプローチを書きたいと思います!
コメント
コメントを投稿